診療科紹介

■ 高血圧

高血圧患者さんは日本全国で 4,000 万人いると言われるほどありふれた疾患です。当科では腎動脈狭窄や副腎腫瘍など二次性高血圧の精査を行っておりますので、初めて高血圧を指摘された方、急速に血圧が上昇してきた方、難治性高血圧の方などいらっしゃいましたらぜひご紹介ください。

■ 虚血性心疾患

心筋虚血が疑われる患者さんをご紹介いただいた場合、問診の上で心エコーやトレッドミル運動負荷試験、あるいはホルター心電図で初期評価を行います。必要があると判断した場合には 320 列マルチスライス CT による冠動脈評価を行います。また腎機能が低下していて造影が難しい患者さんについては、心臓 MRI 検査を非造影で行っています。有意な狭窄・閉塞を認めた場合には、経皮的冠動脈ステント留置術も施行いたします。ただし経皮的冠動脈アテレクトミーや冠動脈バイパス術が必要な場合は、他施設に診療を依頼することもあります。

■ 不整脈 

当院では動悸の原因となる危害収縮や心房細動など、日常的に見かけることの多い不整脈の評価・治療を行っています。とくに心房細動は初期のリスク評価が重要であるため、多くの患者さんをご紹介いただいております。また洞不全症候群・完全房室ブロック・徐脈性心房細動の患者さんに対しては心臓ペースメーカー移植術を行っています。

昨今のペースメーカーは MRI 対応の機種が主流となってきました。当院では 1.5T および 3T の MRIを有しており、ペースメーカーが留置された患者さんの MRI 撮像も積極的に行っております。まずは当科もしくは放射線科にご相談ください。

■ 心不全 
人口の高齢化に伴い、高齢者の心不全症例が著しく増加しています。まさに心不全パンデミックと呼ばれる状態に近づきつつあります。当院でも入院患者さんの半数以上がこの高齢者心不全で占められています。心不全患者さんは種々の心疾患を背景に、腎機能障害をはじめとして多くの並存疾患を抱えています。当科でも他診療科と連携しながら心不全管理を行っています。
また昨今、末期心不全の緩和ケアが重要視されてきています。当科でも ACP(advanced care planning) を取り入れ、いかに末期心不全患者さんとそのご家族の満足度を高めながら終末期を過ごしていただけるかを考えながら診療しています。心不全の緩和には症状を改善させるための積極的な治療も欠かせません。在宅などでお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、一度お声かけください。

■ 睡眠時無呼吸症候群 
就寝中の無呼吸は交感神経を活性化し、高血圧や耐糖能障害、ひいては心筋梗塞や脳卒中といった血管イベントを増加させることが知られています。このため当科では積極的に睡眠時無呼吸の検査・治療を行っています。外来でスクリーニング検査を行ったあと、適応があれば一泊入院でポリソムノグラフィー検査(PSG)を行い、無呼吸のタイプや重症度を把握します。そのうえで適応があれば CPAP(持続式陽圧呼吸)治療を導入します。当科では病診連携を密に考えており、CPAP 導入後、安定した段階でご紹介いただいた医療機関への通院・CPAP 治療継続をお願いしています。紹介元の医療機関で CPAP の取り扱いがない場合、当院での維持管理も可能です。循環器疾患の有無にかかわらず、無呼吸が疑われる患者さんがいらっしゃいましたらいつでもご紹介ください。

■ 禁煙外来 
喫煙は昔からよく知られる冠危険因子です。もちろん発癌リスクも有しています。当科では喫煙による疾病増加を抑制するため、禁煙外来を行っております。循環器疾患・呼吸器疾患を有する患者さんを中心に治療を行っておりますので、禁煙を希望される患者さんがいらっしゃいましたらご紹介ください。

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