臨床データ管理・解析部門

【  診 療 録 管 理・が ん 登 録 部 門 】

診療録管理室では 3 名の診療情報管理士が、入院患者の傷病名、手術、処置、病理組織型、化学療法、がん患者血液検査結果、紹介医療機関など様々な診療情報を蓄積し、学会や研究等、必要に応じて情報提供しています。また、1993 年より当院独自システムで院内がん登録を行っていましたが、2011 年 診断分からは、国立がんセンターより提供の院内がん登録支援ソフトを使用し、登録データを全国集計、予後調査、QI 研究のためにデータ提出を行っています。熊本県がん診療連 携協議会幹事会がん登録部会主催の研修に毎年参加し、より精度の高いがん登録を目指しております。
2019 年診断症例を例に挙げますと、全登録件数は 516 件で、上位 5 部位は、大腸、膵、肺、胃、乳房の順となります。大腸がんが 1 番多いのは全国的な傾向と同様ですが、2 番目に多いのは膵がんであり、全がんに対する比率が約 16 % ( 全国の膵がんの比率約 4 % )となり、胃、肺と同等の比率となっており、これは当院の特徴と言えます。がん診断後の初回治療は、手術が最も多く約 4 割を占めています。また、消化器系では約 60 %、肺は 約 80 %が鏡視下での手術を行っています。次に化学療法が多く約 30 %を占めており、手術との併施、放射線治療(連携医療機関での実施)との併施も行っております。胃がんの約 60 %、大腸がんの約 40 %は 早期がんであり、内視鏡的治療も多く行われております。

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