第16弾

第16弾

たかき消化器内科

高木 功 先生

 東区で、たかき消化器内科を開業している、髙木功です。熊本大学を卒業後、茅ヶ崎徳洲会総合病院、熊本赤十字病院に勤務後、1998年に普通の実家の隣に開業しました。健軍桜木眼科からのバトンタッチで原稿書いています。
 浮き沈みはあるものの医師会病院などのささえもあり、何とか今までやってこられました。浮き沈み、と書きましたがほとんど沈んでいることが多かった気がしますが、この数年は大変でした。
 コロナ危機のさなかに職員の退職が重なったのです。寿退職だったり進学だったりなので当人にとっては良いことではあるのですが、現場に慣れてしまった人が次々といなくなっていきました。
 そこで、2020年の2月から全国の医療現場が変わっていくように、 院の体制も少しずつ変えていきました。
 まず、定期受診の患 さんにお願いして、体調に変化がなければ午前の診療としました。幸い受診者数が少なくなった時に始めたので、少しずつ浸透していきました。
 夕方に定期通院するサラリーマンには、当日の電話で受診時間を決めて発熱の人と重ならないようにしました。
 次に、発熱の患者さんに対応するため、午後はすべて予約外来としました。玄関には、医師会から配布された発熱患者向けの赤いポスターを貼りました。受診前の電話連絡のお願い、などが書かれています。理論的には、これで時間的なゾーニングが完成です。
 ただし、実際には、受付でいきなり、のどが痛いです、とか、診察室に入ってから、数日前から咳が出ます、という方が続出しました。発熱がなければコロナ感染症と自分の風邪症状を結びつけることは、一般の人には難しいことのようでした。
 発熱のない風邪症状の患者さんを12時半頃に診察し、午前の診療が午後に終わり、院長の昼休み時間が無くなっているというのが現状です。
 その後2020年の夏から秋にかけて、それまで就職活動を自粛していた看護師さんたちを採用することができて、やっとスタッフがそろってきました。それに伴い2021年2月からのコロナワクチン接種事業も何とか軌道に乗りました。この紙面が読まれる頃には2022年2月からの追加接種に励んでいる予定です。
 閑話休題、昨年秋に散歩していたら、素敵な木造平屋建てのクリニックを見つけたので見学させてもらいました。私は既存の住宅を増築して新規開業したので木造設計は大好きです。
 医院建築物は採光率が床面積の10分の1で良いとか、当院は通りに面している部分が広いので角地特例(かどちとくれい)が適用されるとか、自分で調べて、市役所の建築指導 課に出向いて確認しました。
 担当の職員にアドバイスしていただき、このあとはちゃんとプロに頼んでね、と言われ、住宅専門の建築会社に依頼して建ててもらいました。
 次回は、その素敵な木造建設、まえはらクリニックの前原優一先生にお願いしました。内覧会に内科医が来院して、建物のことばかり話して、さらにこの原稿をお願いされてびっくりされていることと思いますが、よろしくお願いします。