診療科紹介

緩和ケア病棟の面会について
ご家族の皆さまに感染予防にご協力いただきながら、
患者さんの状況に応じてできるだけ面会に来ていただいています。
緩和ケアについて
当院の緩和ケアは、がんの診断から終末期まで一貫して過不足なく緩和ケアを提供できるよう、各科医師と協同して活動しています。もともと、緩和ケアは「姑息的なケア(palliative care)」の和訳で、対症療法(症状を薬物で軽減する医療)を意味し、各科医師が病気の治療開始とともに必要に応じて並行して対症療法(基本的な緩和ケア)を行います。症状が強い場合や病気の治療ができなくなった場合に、各科医師と協同して専門的な緩和ケアを行っています。当科では、患者さんやご家族と医療者との情報共有と合意形成のプロセスを大切にしています。
緩和ケアの相談について
お電話でご相談下さい。緩和ケア相談外来の予約を調整します。
急を要する場合にはお電話いただければ当日の受診にも対応します。
○時間 月~金 午前8時30分~午後5時
○電話 096-363-3311(代表)
○FAX 096-362-0222
○担当 緩和ケア科医師
医療機関の皆様へ
電話で上記にお問い合わせください。
そのうえで診療情報提供書をFAXしてください。
緩和ケア外来
各科の医師からの紹介をもとに、専門的緩和ケアを外来で行います。抗癌剤治療中から積極的に症状緩和を行うと共に、必要に応じて緩和ケア病棟ヘの入院をご提案したり、在宅医療の専門家をご紹介したりします。
緩和ケアチーム
多職種のメンバーが、急性期病棟・回復支援病棟・外来において患者さんの状況を把握して、各科の医師ならびに各病棟による基本的な緩和ケアをサポートしています。
※ 構成メンバー︓医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、公認心理師、医療社会福祉士
緩和ケア病棟
病気が進んでいくと、日常生活で何気なくやっていることがやりにくく、そしてやがてできなくなっていきます。そうした困難を抱えながらも、できるだけその人らしく生活できるよう支援するケアを、当院緩和ケア病棟は目指しています。スタッフ一同、患者さんそしてご家族と共に、困難に向き合っていきます。
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医師は、痛みだけでなくさまざまな症状や生活の困難さを可能なかぎり軽減できるよう効果と負担のバランスを考慮しながら薬を調整していきます。
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看護師は、患者さんの習慣やペースを尊重し、安全を確認しながら苦痛をできるだけ伴わない生活ができるように看護していきます。
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薬剤師は、患者さんからのお薬の相談に柔軟に対応すると共に、安全を確認しながら患者さんにあった薬剤を提案していきます。
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リハビリスタッフは、身体能力に即した生活動作の提案と訓練ならびに環境の工夫をし、そしてたとえ寝たきりになってもからだのつらさが少しでも軽減できるようサポートしていきます。
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管理栄養士は、主治医や看護師と安全を確認しながら状況に合わせた食事を提供できるよう工夫し、食事の相談に応じていきます。また、リクエスト食を実施して、食を通じて患者さんに寄り添っていきます。
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公認心理師は、カウンセリングを通して、身体のきつさとともにバランスが崩れがちになるこころを整えられるようサポートします。患者さんを支えるご家族も同様にサポートします。
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社会福祉士は、介護や福祉の相談にのり、患者さんが一時退院や自宅近くの病院への転院を希望された際に、病院やケアマネジャーなどと丁寧な連携を図り調整していきます。
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ボランティアは、談話室やお部屋にコーヒーやお茶などをお持ちし、お話を伺いながら患者さんご家族の気持ちが和む時間がもてるようにします。また季節を感じられるように、テラスのお手入れも行っています。
面会について
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患者さんの状況に応じてできるだけ面会していただいています。
外出・外泊について
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コロナ禍のため現在は許可されていません。
入院費用について
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通常の病棟と同じように健康保険が適応され、高額医療費支給制度も利用できます。
病室について
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患者さんの病状に応じて病室タイプの提案をさせていただきます。
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2床室︓各部屋にトイレが設置されています。
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個室︓別途個室料金が必要となります。トイレ、冷蔵庫、TV、収納、ソファーベッドが完備されています。
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家族控え室︓ご家族の付き添いに関してはご相談に応じます。
個 室

2 床 室

家 族 控 室

談 話 室


緩和ケア科
安部 英治 (あべ えいじ)
役職:緩和ケア科部長
卒業年度:平成5年卒
緩和ケア相談外来診察日:
初診:月-金曜日 午後(予約制)
再診:月-金曜日 午前
資格等
●麻酔一般
●日本麻酔科学会指導医・専門医
実 績
